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動画フリー素材サイトおすすめ12選を徹底比較

2026年04月08日

YouTubeのオープニング映像、企業のプロモーション動画、SNS広告のバックグラウンド素材。動画制作に携わっていると、「あと一つ、ちょうどいい素材があれば完成するのに」という場面に何度も出くわします。

個人的な経験では、動画フリー素材サイトは数多く存在するものの、実際に商用利用が可能で、かつクオリティの高い素材を安定して提供しているサイトは意外と限られています。会員登録不要でクレジット表記なしで使えるサイトもあれば、無料ダウンロードに条件がつくサイトもあり、利用規約を一つひとつ確認する手間は想像以上に大きいものです。

この記事では、実際に各サイトの利用規約を確認したうえで、商用利用可能なフリー動画素材サイトを目的別・特徴別に整理しました。初めてフリー素材を探す方にも、すでに使い慣れたサイトに物足りなさを感じている方にも、次の一歩が見つかる内容になっています。

この記事で学べること

  • 商用利用可・クレジット不要のフリー動画素材サイトが一目でわかる比較表
  • 日本人モデルが豊富な国内サイトと海外サイトの使い分けポイント
  • 4K・HD対応の高品質ストックフッテージを無料で入手できるサイト一覧
  • YouTuber・SNS運用・企業動画など目的別のおすすめサイト早見表
  • ライセンス確認から編集ソフトへの取り込みまでの実践ワークフロー

フリー動画素材サイトを選ぶ前に確認すべき3つのポイント

フリー動画素材と一口に言っても、サイトごとに利用条件は大きく異なります。ダウンロードしてから「実は商用利用不可だった」と気づくケースは珍しくありません。

まず押さえておきたいのが、「商用利用の可否」「クレジット表記の要否」「会員登録の必要性」の3点です。この3つを事前に確認するだけで、素材選びの効率は格段に上がります。

商用利用の可否については、サイトのライセンスページや利用規約で必ず確認しましょう。「フリー素材」と書かれていても、個人利用のみ許可されているケースがあります。特に、クライアントワークや広告素材として使う場合は、著作権フリー(パブリックドメイン)かCC0ライセンスかを明確に把握しておく必要があります。

クレジット表記は、不要なサイトと必須のサイトが混在しています。YouTube動画の場合は概要欄にクレジットを記載すれば済みますが、SNS広告やテレビCMなど表記スペースが限られる媒体では、クレジット不要のサイトを選ぶ方が実用的です。

会員登録については、登録不要でそのままダウンロードできるサイトが増えています。ただし、会員登録することで4K素材やプレミアム素材にアクセスできるようになるサイトもあるため、用途に応じて判断するのが賢明です。

1

商用利用の可否を確認

利用規約やライセンスページで「Commercial Use OK」の記載があるか確認する

2

クレジット表記の要否を把握

使用媒体に合わせて、表記不要のサイトを優先的に選ぶと効率的

3

会員登録の必要性を判断

登録不要サイトが手軽だが、登録で4K素材が解放される場合もある

フリー動画素材サイト12選の総合比較表

フリー動画素材サイトを選ぶ前に確認すべき3つのポイント - 動画 フリー素材
フリー動画素材サイトを選ぶ前に確認すべき3つのポイント – 動画 フリー素材

各サイトの詳細に入る前に、主要12サイトの特徴を一覧で比較しておきます。この表を見るだけで、自分の用途に合ったサイトの目星がつくはずです。

サイト名 商用利用 クレジット 会員登録 画質 素材数 特徴
Pixabay 不要 不要 4K対応 30,000+ パブリックドメイン・画像や音楽も
Pexels 不要 不要 HD〜4K 多数 CC0ライセンス・実写+CG
動画AC 不要 任意 HD/4K 多数 日本人モデル豊富・国内向け
Mixkit 不要 不要 HD 多数 AE/Premiereテンプレートあり
Coverr 不要 不要 HD+ AI生成動画あり・ライフスタイル系
Freepik Video 一部必要 不要 4K/HD 500,000+ モーショングラフィックス・効果音
MotionElements 不要 必要 複数 200,000+ 日本語対応・週5本無料DL
Videezy 必要 不要 4K重視 多数 ドローン映像・AEテンプレート
Mazwai 一部必要 不要 HD+ 長尺シネマティック映像
えふすと 確認要 HD エフェクト・アニメーション特化
みりんの動画素材 確認要 HD YouTube・PR動画向け
NHKクリエイティブ・ライブラリー 必要 不要 HD 多数 NHK番組映像・高信頼性

※NHKクリエイティブ・ライブラリーは非営利目的の創作活動向けです。商用利用の際は個別に確認が必要です。

海外発の定番フリー動画素材サイト6選

フリー動画素材サイト12選の総合比較表 - 動画 フリー素材
フリー動画素材サイト12選の総合比較表 – 動画 フリー素材

まずは、世界中のクリエイターに利用されている海外の主要サイトから見ていきます。英語インターフェースが中心ですが、いずれも直感的に操作でき、日本からのアクセスにも問題ありません。

Pixabay

フリー動画素材サイトの中で、最も知名度が高いサイトの一つがPixabayです。30,000本以上の動画がパブリックドメインで公開されており、商用利用・加工・再配布のすべてが自由に行えます。

Pixabayの最大の強みは、動画だけでなく画像・イラスト・音楽・効果音もワンストップで入手できる点です。動画制作では映像以外の素材も必要になるため、一つのサイトで素材を横断的に探せるのは大きなメリットです。

4K画質の素材も用意されており、会員登録もクレジット表記も不要。検索は英語が基本ですが、日本語でも一定の精度で結果が返ってきます。「nature」「business」「technology」などジャンル別に整理されているため、イメージに合った素材を見つけやすい設計になっています。

経験上、Pixabayは「まず最初に検索するサイト」として最も使い勝手が良いと感じています。素材の品質にばらつきはあるものの、数の多さでカバーできる場面がほとんどです。

Pexels

PexelsはCC0ライセンスのもとで動画素材を提供しており、Pixabayと並んで最も利用されているフリー動画素材サイトです。会員登録不要・クレジット表記不要で、商用利用も問題ありません。

Pexelsの特徴は、ユーザー投稿型のプラットフォームであるため、実写映像からCGアニメーションまで幅広いジャンルの素材が集まっている点です。特に人物が映った自然なライフスタイル映像が豊富で、企業のブランディング動画やSNSコンテンツとの相性が良いと感じます。

サイトのUI(ユーザーインターフェース、つまり操作画面のデザイン)はシンプルで美しく、プレビュー再生もスムーズ。写真フリー素材としても定評のあるPexelsですが、動画素材の充実度も年々向上しています。

Mixkit

Mixkitは、動画編集ソフト「Filmora」などを提供するEnvato社が運営するフリー素材サイトです。クレジット表記不要・会員登録不要で、商用利用も許可されています。

このサイトの注目すべきポイントは、After EffectsやPremiere Pro向けのテンプレートも無料で配布している点です。動画素材だけでなく、タイトルアニメーションやトランジションエフェクトなど、編集作業を効率化するテンプレートが手に入るのは、他のフリー素材サイトにはない大きな強みです。

素材の品質は全体的に高く、カテゴリー分けも丁寧。ただし、Pixabayほどの素材数はないため、ニッチなジャンルの素材を探す場合は他サイトとの併用をおすすめします。

Coverr

Coverrは、もともとWebサイトの背景動画に特化していたサイトですが、現在では幅広い用途に対応するフリー動画素材サイトへと進化しています。自然、人物、フィットネス、旅行など多彩なカテゴリーが用意されており、クレジット表記不要で商用利用が可能です。

最近ではAI生成動画のコレクションも追加されており、従来の実写素材とは異なるテイストの映像を探したい場合に重宝します。会員登録も不要で、サイトにアクセスしてすぐにダウンロードできる手軽さが魅力です。

Freepik Video

Freepik Videoは、500,000点以上という圧倒的な素材数を誇るプラットフォームです。動画素材に加えて、モーショングラフィックス(動きのあるデザイン素材)や効果音、BGMまで揃っており、動画制作に必要な素材をまとめて調達できます。

4K・HD両方の画質に対応しており、素材のクオリティも全体的に高水準です。ただし注意点として、一部の素材にはクレジット表記が必要な場合があります。ダウンロード時にライセンス条件が表示されるので、必ず確認してから使用しましょう。

商用利用は基本的に可能ですが、素材ごとに条件が異なるため、特に広告やクライアントワークで使う場合は個別のライセンスチェックが欠かせません。

Videezy

Videezyは、4K映像とドローン撮影素材に強みを持つフリー動画素材サイトです。特に空撮映像の充実度は他サイトを圧倒しており、壮大な風景や都市の俯瞰映像を探している方には最適なプラットフォームです。

After Effectsテンプレートも配布されており、デザイナーや映像制作者向けの機能が充実しています。会員登録は不要ですが、無料素材にはクレジット表記が必要です。表記方法はサイト内で案内されているので、指示に従って記載すれば問題ありません。

💡 実体験から学んだこと
海外サイトを複数併用する場合、検索キーワードは英語で統一した方が圧倒的に精度が上がります。たとえば「オフィス ビジネス」ではなく「office meeting」「business team」のように具体的な英語で検索すると、イメージ通りの素材にたどり着く確率が格段に高まりました。

日本国内のフリー動画素材サイト4選

海外発の定番フリー動画素材サイト6選 - 動画 フリー素材
海外発の定番フリー動画素材サイト6選 – 動画 フリー素材

海外サイトの品質は申し分ありませんが、日本市場向けの動画制作では「日本人モデルが映っている素材」や「日本の風景・文化を反映した映像」が必要になる場面が多くあります。ここでは、国内クリエイター向けのフリー動画素材サイトを紹介します。

動画AC

動画ACは、イラストACや写真ACと同じACワークスが運営する国内最大級のフリー動画素材サイトです。最大の特徴は、日本人モデルが出演する動画素材が豊富に揃っている点です。

ビジネスシーン、日常生活、季節の行事など、日本の文化や生活様式に即した映像が数多く公開されています。HD・4K画質に対応しており、商用利用もクレジット表記なしで可能です。

会員登録は任意ですが、登録することでダウンロード制限の緩和やプレミアム素材へのアクセスが可能になります。日本語で検索できるため、英語が苦手な方でもストレスなく素材を探せるのも大きなメリットです。

企業のプロモーション動画やWebサイトの背景映像など、日本市場をターゲットにしたコンテンツ制作では、まず動画ACを確認するのが効率的です。

えふすと(Efsto)

えふすとは、エフェクトやアニメーション素材に特化した国内のフリー動画素材サイトです。実写映像ではなく、光のエフェクト、パーティクルアニメーション、背景ループ素材などが中心で、動画のオープニングやトランジション、テロップの装飾に活用できます。

YouTubeのオープニング映像やイベント告知動画など、視覚的なインパクトを加えたい場面で重宝するサイトです。素材のテイストが統一されているため、複数のエフェクトを組み合わせても違和感が出にくいのが特徴です。

みりんの動画素材

みりんの動画素材は、YouTubeやPR動画の制作に最適化された国内のフリー素材サイトです。サイト名からもわかるように、個人クリエイターが運営しているサイトで、実際の動画制作現場で「こんな素材があったら便利」という視点で素材が作られています。

特にYouTuber向けのオープニング・エンディング素材や、SNS投稿用の短尺映像が充実しています。国内サイトならではの細やかな配慮が感じられるラインナップです。

NHKクリエイティブ・ライブラリー

NHKクリエイティブ・ライブラリーは、日本の公共放送であるNHKが提供する映像素材ライブラリーです。NHKの番組で使用された自然映像、歴史資料、科学映像などが公開されており、その信頼性と品質は群を抜いています。

ただし、このサイトは非営利目的の創作活動を前提としているため、商用利用には制限があります。教育コンテンツや個人の創作活動には最適ですが、ビジネス用途で使う場合は利用規約を必ず確認してください。

クレジット表記は必要ですが、会員登録なしでダウンロードが可能です。日本の四季、伝統文化、自然災害の記録映像など、他のサイトでは入手困難な素材が見つかることがあります。

プレミアム機能も備えたハイブリッド型サイト

完全無料のサイトだけでは物足りない場合や、より高品質・大量の素材が必要な場合は、無料枠と有料枠を併せ持つハイブリッド型サイトも選択肢に入ります。

MotionElements

シンガポール発のMotionElementsは、200,000点以上の素材を扱うアジア最大級のストック素材プラットフォームです。日本語インターフェースに完全対応しており、日本のクリエイターにとっては非常に使いやすいサイトです。

無料会員に登録すると、毎週5本まで無料でダウンロードできます。無料素材にも商用利用可能なものが多く含まれており、半永久的な使用権が付与されるのも安心材料です。

有料プランに移行すれば、4K素材やモーショングラフィックス、After Effectsテンプレートなど、プロフェッショナル向けの素材にフルアクセスできます。まずは無料枠で試してみて、必要に応じてアップグレードするのが賢い使い方です。

Adobe Stock

Adobe Stockは、Adobe Creative Cloudとシームレスに連携する有料ストック素材サービスです。Premiere ProやAfter Effectsから直接素材を検索・プレビュー・ダウンロードできるため、Adobeユーザーにとっては作業効率が大幅に向上します。

基本的には有料サービスですが、無料体験期間や一部無料素材も提供されています。検索機能の精度が非常に高く、類似画像検索やフィルタリング機能も充実しているため、「イメージに近い素材を効率的に見つけたい」というプロフェッショナルのニーズに応えるサイトです。

Filmstock

Filmstockは、動画編集ソフト「Filmora」と連携する素材プラットフォームで、1,000万点以上のアセットにアクセスできます。Filmoraユーザーであれば、編集画面から直接素材を検索・適用できるため、ワークフローが非常にスムーズです。

無料素材も一定数用意されていますが、本格的に活用するには有料プランへの加入が前提となります。Filmoraをメインの編集ソフトとして使っている方には、最も相性の良い素材サイトと言えるでしょう。

目的別おすすめフリー動画素材サイト早見表

「結局、自分にはどのサイトが合っているのか」を判断するために、用途別のおすすめを整理しました。

🎯

目的別おすすめサイト

🎬 YouTuber向け無料動画素材
Mixkit(テンプレート充実)、動画AC(日本語対応)、えふすと(エフェクト素材)

📱 SNS広告・TikTok・Reels向け
Pexels(ライフスタイル映像)、Coverr(背景動画)、Pixabay(幅広いジャンル)

🏢 企業・ビジネス動画向け
動画AC(日本人モデル)、Freepik Video(大量素材)、MotionElements(日本語対応)

🎓 教育コンテンツ向け
NHKクリエイティブ・ライブラリー(高品質映像)、Pixabay(パブリックドメイン)

🔰 初心者・手軽に始めたい方
Pixabay(登録不要・日本語検索可)、Pexels(直感的なUI)

✈️ 4Kフリー動画素材・ドローン映像
Videezy(空撮特化)、Pixabay(4K対応)、Freepik Video(高画質多数)

フリー動画素材を安全に使うためのライセンス確認ガイド

フリー動画素材を使う際に最も注意すべきなのが、ライセンスの確認です。「フリー」という言葉には「無料」という意味と「自由に使える」という意味の両方が含まれており、この曖昧さがトラブルの原因になることがあります。

主要なライセンス形態の違い

フリー動画素材サイトで採用されているライセンスは、大きく分けて以下の3種類です。

パブリックドメイン(CC0)は、著作権が放棄された状態を指します。商用利用・加工・再配布のすべてが無条件で許可されており、クレジット表記も不要です。Pixabayの素材がこれに該当します。

ロイヤリティフリーは、一度の取得で繰り返し使用できるライセンスです。商用利用は可能ですが、再配布や転売は禁止されているケースがほとんどです。多くのストック素材サイトがこの形態を採用しています。

クリエイティブ・コモンズ(CC)ライセンスは、作者が設定した条件のもとで使用を許可するライセンスです。CC BY(表記必須)、CC BY-SA(表記必須+同条件での共有)など、種類によって条件が異なります。

⚠️
注意事項
「著作権フリー」と表記されていても、すべての用途で自由に使えるとは限りません。特に以下の行為は多くのサイトで禁止されています:素材そのものの再販売、素材を使った商標登録、ポルノグラフィーや誹謗中傷目的での使用。必ず各サイトの利用規約を確認してから使用してください。

クレジット表記が必要な場合の正しい書き方

VideezyやFreepik Videoなど、クレジット表記が必要なサイトの素材を使う場合、正しい表記方法を知っておく必要があります。

一般的なクレジット表記のフォーマットは以下の通りです。

Video by [作者名] from [サイト名]
例:Video by John Smith from Videezy

YouTube動画の場合は概要欄に記載し、Webサイトの場合はフッターや動画の直下にテキストで配置するのが一般的です。Meta広告など表記スペースが限られる媒体では、クレジット不要のサイトを選ぶ方が実務上は安全です。

フリー動画素材を編集ソフトに取り込むワークフロー

素材をダウンロードした後、実際の編集作業にスムーズに移行するためのワークフローを紹介します。これまでの取り組みで感じているのは、素材管理の仕組みを最初に作っておくかどうかで、制作効率が大きく変わるということです。

ダウンロード時のファイル管理のコツ

フリー動画素材を複数サイトからダウンロードしていると、あっという間にファイルが散乱します。以下のフォルダ構成を最初に作っておくことをおすすめします。

📁 フリー素材
 ├── 📁 動画素材
 │ ├── 📁 Pixabay(クレジット不要)
 │ ├── 📁 Pexels(クレジット不要)
 │ ├── 📁 Videezy(クレジット必要)
 │ └── 📁 動画AC(クレジット不要)
 ├── 📁 エフェクト素材
 └── 📁 テンプレート

フォルダ名にクレジットの要否を明記しておくと、後から「この素材はどのサイトからダウンロードしたか」を確認する手間が省けます。

主要編集ソフトへの読み込み方法

ダウンロードした素材は、一般的にMP4形式で保存されます。この形式であれば、ほぼすべての主要な動画編集ソフトでそのまま読み込めます。

Adobe Premiere Proの場合は、プロジェクトパネルに素材をドラッグ&ドロップするだけです。メディアブラウザーからフォルダを指定して一括読み込みすることも可能です。

DaVinci Resolveでは、メディアプールに素材をインポートします。無料版でも4K素材の編集に対応しているため、フリー素材との相性は抜群です。

CapCutはスマートフォンでの編集に最適で、端末に保存した素材をアプリ内から直接選択できます。TikTokやInstagram Reels向けの縦型動画を作る場合は、CapCutとフリー素材の組み合わせが最も手軽な制作環境です。

💡 実体験から学んだこと
フリー素材をダウンロードする際、可能な限り最高画質を選んでおくのがおすすめです。4K素材をHDにダウンスケールするのは簡単ですが、HD素材を4Kにアップスケールすると画質が劣化します。ストレージ容量に余裕がある限り、「大は小を兼ねる」の精神で最高画質を保存しておくと、後から困ることがありません。

縦型動画・ショート動画に使えるフリー素材の探し方

TikTokやInstagram Reels、YouTube Shortsの普及により、縦型(9:16)のフリー動画素材の需要が急増しています。しかし、多くのフリー素材サイトは横型(16:9)の素材が中心で、縦型素材を直接提供しているサイトはまだ限られています。

対処法として最も実用的なのは、4K横型素材をダウンロードし、編集ソフトで縦型にクロップ(切り抜き)する方法です。4K(3840×2160)の素材であれば、縦型にクロップしても1080×1920(フルHD相当)の解像度を維持できます。

Pexelsでは「vertical」で検索すると縦型素材がヒットすることがあります。また、Coverrのライフスタイル系素材は、人物が中央に配置されていることが多いため、縦型へのクロップに適した構図の素材が見つかりやすいです。

おしゃれな無料アイコン素材と組み合わせて、テキストオーバーレイ付きのショート動画を作成するのも効果的な手法です。

無料と有料の境界線をどこに引くべきか

フリー動画素材は非常に便利ですが、すべてのプロジェクトで無料素材だけで済むわけではありません。ここでは、無料素材で十分なケースと、有料素材への投資を検討すべきケースの判断基準を整理します。

無料素材で十分なケース

  • 個人のYouTubeチャンネルの背景映像
  • SNS投稿用のショート動画
  • 社内プレゼンテーション資料
  • ブログ記事の埋め込み動画
  • プロトタイプや企画段階の仮素材

有料素材を検討すべきケース

  • テレビCMや大規模広告キャンペーン
  • ブランドの独自性が求められる企業動画
  • 競合と素材が被ると問題になる場面
  • 特定のシチュエーションを正確に再現したい場合
  • 大量の素材を短期間で調達する必要がある場合

フリー素材の最大のリスクは、同じ素材が他の動画やWebサイトでも使われている可能性がある点です。人気の高い素材ほどこの傾向が強く、特にPixabayやPexelsの上位表示素材は、かなりの頻度で見かけることがあります。

ブランドイメージが重要なプロジェクトでは、有料素材やオリジナル撮影を検討するのが賢明です。一方、個人制作やプロトタイプ段階であれば、フリー素材で十分にクオリティの高い動画を作ることができます。

フリー動画素材サイトの選び方チェックリスト

最後に、自分に合ったフリー動画素材サイトを選ぶための判断基準をチェックリストにまとめました。PDCAサイクルの考え方を取り入れて、まずは一つのサイトを試し、使い勝手を評価しながら最適なサイトを見つけていくのがおすすめです。

フリー動画素材サイト選定チェックリスト







よくある質問

フリー動画素材は本当に無料で商用利用できますか

本記事で紹介したサイトは、いずれも利用規約で商用利用が許可されていることを確認しています(NHKクリエイティブ・ライブラリーは非営利目的が前提のため例外)。ただし、サイトの利用規約は変更される可能性があるため、ダウンロード時に最新の規約を確認する習慣をつけることをおすすめします。特にクライアントワークや広告素材として使用する場合は、念のためスクリーンショットで利用規約を保存しておくと安心です。

フリー素材を使って作った動画を販売しても問題ありませんか

パブリックドメイン(CC0)の素材であれば、それを使って制作した動画の販売は基本的に問題ありません。ただし、素材そのものを無加工で販売することは、多くのサイトで禁止されています。つまり、フリー素材を「材料」として自分のオリジナル作品に組み込む分には問題ありませんが、素材をそのまま「商品」として転売することはできません。ロイヤリティフリーの素材も同様の考え方です。

複数のフリー素材サイトを組み合わせて使っても大丈夫ですか

問題ありません。実際、プロの映像制作者も複数のサイトから素材を調達するのが一般的です。ただし、サイトごとにライセンス条件が異なるため、クレジット表記が必要な素材と不要な素材が混在する場合は、表記漏れがないよう管理に注意してください。先述のフォルダ管理方法を活用すると、どの素材がどのサイトからダウンロードしたものかを把握しやすくなります。

フリー素材の画質は有料素材と比べてどの程度違いますか

画質そのもの(解像度やビットレート)については、PixabayやPexelsの4K素材であれば有料サイトと遜色ないレベルです。違いが出るのは主に「バリエーション」と「独自性」の部分です。有料サイトでは同じシチュエーションを複数のアングルや構図で撮影した素材が揃っていることが多く、より細かいイメージに合った素材を見つけやすい傾向があります。また、有料素材は使用者が限られるため、他のコンテンツと被るリスクが低いというメリットもあります。

日本人モデルが出演するフリー動画素材はどこで見つかりますか

日本人モデルが出演するフリー動画素材を探すなら、動画ACが最も確実な選択肢です。日本国内のクリエイターが制作した素材が中心で、ビジネスシーン、日常生活、季節の行事など、日本の文化に即した映像が豊富に揃っています。海外サイトで「Japanese」と検索しても一定数の素材はヒットしますが、自然な日本のシチュエーションを再現した素材は国内サイトの方が圧倒的に充実しています。ソコストのようなイラスト素材サイトと組み合わせれば、日本市場向けのコンテンツ制作に必要な素材を幅広くカバーできます。

動画フリー素材サイトは年々充実度を増しており、無料でも十分にクオリティの高い映像制作が可能な時代になっています。まずは本記事で紹介したサイトの中から2〜3つを試してみて、自分の制作スタイルに合ったサイトを見つけてください。素材探しの時間が短縮されれば、その分だけクリエイティブな作業に集中できるようになるはずです。